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伊賀上野-ポスト商店街時代の商店街の実例

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三重県伊賀市(旧上野市)は、三重県でも内陸部にある伊賀地方の中心都市で、三重県の伊勢地方と大阪の中間点にあるため、三重県とも大阪・奈良とも関係がある土地である。
上野盆地の中にその街はあり、また大阪と伊勢の間にあるので、文化的に独自の発展をしてきた。

伊賀といえば、服部半蔵の発祥の地で「忍者」が有名だが、やはり上野の町でも、忍者で町おこしを活発に行っている。
他には松尾芭蕉の生誕地ということも押し出している。
しかし、実際は上野のまちづくりは忍者や芭蕉だけでなく、さまざまな形で地域をおもしろく盛り上げようという動きがあるようだ。
実際、この街の商店街は、寂れて人通りが少ない。
しかし、人通りが少なくても人はいる。そんな時代のまちづくり。
「ポスト商店街時代」を反映する街のあり方を、伊賀上野に見たような気がするのである。
★忍者の街のイメージ★

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伊賀上野には、県道の車が多く通る道添いの店舗に、このような日本家屋を改装したような店舗がいくつもある。
これは、「一光時計」という店。

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三重県を中心に展開する「百五銀行」の上野中央支店の入り口は
このように城のような、忍者屋敷のようなイメージ。

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「タカダ電気」という街の電気屋さん。
やはり3階建ての日本風。
上野の町では、市街地に江戸時代の町家が残っており、それを活用したまちづくりも行われているのである。
それに合わせて、新しい町家がつくられたか。

★旧街道も変わる★

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ここは、「本町通り」という、昔の街道「大和街道」に沿ってできた街である。
平日の人通りは…少ない。

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「新天地商店街」という市場のような町だが、ここはさらに人通りがない。
地方ではよくある寂れた商店街の光景だ。

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上野文化センターという大正時代の洋風建築で、文化財に指定されている。
しかし、看板が味気ない…。
文化財を活用するのが上手とはいえない。

3つの写真を見てきたが、旧来の市街地にはあまり人が寄り付いておらず
このように文化財を上手にまちづくりの資源に活用できておらずに、普通の人が見向きもしないという状況を生んでおり、それはどんな地方や郊外にもあてはまることである。

また、市街地は人が少ない。
これは市街地の半径1キロ以内にマックスバリュと、ジョイシティオークワというショッピングセンターが2店舗あることの影響が大きい。
(他にもアピタがあり、計3店舗)
旧来の商店街とショッピングセンターが並存するのは、どの地方に行ってもみられるようになったが、
この上野ではそれが前提で、地域をおもしろくする動きが出ているようである。


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上野市駅前の進学塾「eisu」に貼られた注意書き。
「eisu生以外、自転車駐輪禁止です。」という内容のことが
英語、中国語、ハングル、ポルトガル語、スペイン語で書かれている。

伊賀市の人口100999人に対し、外国人登録者数は、4671人。(平成21年5月末現在)
伊賀市民の4.62%は外国人である。
うち2414人はブラジルから、1008人は中国からである。
伊賀市及び近辺の製造業に勤める外国人が多い。
(ロート製薬、森精機製作所、エクセディ、カプコンなどの製造業。)

外国人が増えている状況で、すでに上野盆地の内向的な昔ながらの街とは趣が変わり始めている。
異質な要素が上手く溶け合って、化学変化が起きるだろうか。


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このように古民家を再利用した店舗が増えている。
こうしたことができるのは、市街地化の中で取り残された民家の多い中心市街地だからこそかもしれない。

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Gallary tapa」。
エスニックな雑貨や、キャンドルを取り扱うギャラリー。
隣は、「町野欣榮堂」。
オーレ大福や生クリーム大福など、新しい和菓子を創り出す、匠たちの店。


★ソースもん研究所★

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ソースもん研究所という、レトロな店で休憩をとることにした。
昭和30年代っぽい外観に、「フクオーソース(広島福山)」「オジカソース(京都)」などの各地のソースを使ったお好み焼が食べられる。

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店は昭和30年代のレトロな家具が集まっている。
店主(30代くらいのお兄さん)が、昭和家具のコレクターだとか。
懐かしいテレビ、ホーロー看板、壁時計、ポスターやランプがお好み焼屋の店内を彩る。

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今はもうお目にかかることが珍しくなった、瓶ジュースが飲める。
パレードミルクセーキ、ヒシヤクール、ユーミメロンサワーなど23種。
ここではあのまぼろしの、「ネーポン」をチョイス。
たけし・さんまの世界超偉人伝説』や『探偵!ナイトスクープ』で取り上げられ、大ブレイクしたツッコミどころ満載飲料である。
今では大阪市内の都島区1店舗だけとなってしまった「アジアコーヒ(日の出通り店)」でおなじみのアレは、今でも僕の頭に棲みついている(笑)
味は、かんきつ類の果汁の味がよく出た、爽やかな感じでなかなかうまい。

現在ネーポンは、製造中止となり、在庫のみ販売されている。
飲むなら今しかない。

ネーポンに、「伊賀焼」という伊賀牛を使ったお好み焼を食べた。

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「ソースもん研究所」は、2号店である。
本店は駄菓子屋をやっている「昭和ハウス」である。
昭和レトロ家具を多く収集し、テレビ番組、ドラマ、CM、撮影などにリースしたり
展示会やイベント向けにレンタルもしているくらいである。
あの『ALWAYS 3丁目の夕日』でも昭和ハウスの家具が使われているほどである。
地方にはすごい店があるものだ。

なお、店の向かいには、「かぎや餅店」という100年前の店がそのまま現代に現れたような団子屋がある。
忍者だんごや花見だんごなどが名物。



★小さな町に地元ブランドをつくったり、変わったことをする忍者気質?★


伊賀市は、街中が博物館のような場所である。
「伊賀まちかど博物館」というさまざまなジャンルの展示が、個人宅や店舗、寺社などで、全部で136ヶ所で行われている。
個人レベルのものから行われ、それぞれの好きなものから、伝統工芸まで様々なジャンルがある。
「伊賀焼(焼き物)」や「組紐」などの伝統的なものから、鉄道模型、レトロ家具、アメリカ雑貨や、酒造、銭湯、寺の敷地に広がる蓮の花など、場所自体が博物館的なものまである。

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「永井マンガ塾」という、漫画家の永井芳司氏が手掛けるNPO法人「漫画王国>」の塾。
三重からプロの漫画家を育成するという理念のもと行われている。

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これは、上野で行われる「上野天神秋祭」で曳かれる「だんじり」の車庫である。
岸和田の勇壮で豪快なだんじりというより、京都祇園祭の山鉾や、滋賀県長浜市の曳山といった
豪華絢爛なものをゆっくり曳くというタイプのものである。

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市内には緑が多い。
田舎の町らしく、落ち着ける場所が多い。

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変わった本屋。
伊賀忍者をアピールするポスターに
なぜかジャイアンリサイタルをPRするポスターが。
変わったことをする人がいるもんだ。

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上野市街地にあるスーパー。
菓楽」という地元菓子のブランドか。
パッケージのイラストがマンガチックでおもしろい。
和菓子のこんな売り方があってもいいじゃないか。



以上のように、伊賀上野の市街地はあまり人が歩いていない中で
既存の街並みや、街にあるもの、忍者などの地元ブランドを生かして町を面白くしている。
それも、よく観光地のおみやげのような、観光地のシンボル的なものをベタに使うようなものばかりではなく、個人が好きなものをアピールしたり、たまにエッジを利かせたものが出てきたりしていて、面白い。




関連記事:「昔みたいに商店街に人がごった返すことは二度とありえない
     「観光化を嫌がる心と、いい面見せたい心理


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