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昔みたいに商店街に人がごった返すことは二度とありえない

商店街を歩いて、その地の人に話を伺うとよく

「昔の方が人通りがあったんだよ。」とか
「昔はこの通りも人が多すぎて通れないくらい人がいたんだよ。」というような話をする人がいる。
(たいてい商店街の年配だが)

"昔"(たいてい50年前くらいのことを指す)と現在の商店街の賑わい具合を比べて
「商店街に昔のような賑わいを取り戻そう」と商店街活性化のスローガンとして掲げることもよくある。

しかし、"昔"みたいな商店街の賑わいは、もう返らないのではないだろうか。
"昔"という時代は、商業活動といえば、中心市街地(商店街や市場)くらいしか商業地はなかった。
加えて自動車を所有する人は稀で、ほとんどが歩行もしくは公共交通に頼らざるを得なかった。
そのため、消費者の中心市街地のシェア率は、100%と仮定できよう。

しかし、70年代にスーパーマーケットが普及し、80年代からロードサイドビジネス(幹線道路沿いで店を営業する業態。道路沿いにチェーン店が並んでいる景観がそれである。)が全国に普及して、道路沿いに画一的な景観がつくられ、コンビニが次々と現れ、さらに追い討ちをかけるように、90年代後半から現在も、ショッピングモールのような大規模な商業施設が地方に続々建設された。
自動車の所有率も上がり(とりわけ地方)、生活の中心は、自動車でアクセスしやすい場所に買い物に行くというものに変化した。

このように消費者の消費地の選択肢は広がり、拡散した。
その結果、中心市街地のシェア率が劇的に下がり、中心市街地の空洞化を招いた。
これまでのことは、どこでも当たり前のように起こってしまっている。



さて、問題はなぜ「商店街は昔のような賑わいを取り戻せない」か、である。


答えは、消費者の数は物理的に限界があり
その中で中心市街地、ロードサイド店舗、スーパー、コンビニ、ショッピングセンターが存在することで、消費者の選択肢が増え、分散するからである。


たとえば、人口10万人都市なら
中心市街地くらいしかない時代なら、市街地に客が集中し、10万人がそのまま来るとする。
しかし、現在のように選択肢が増えた時代なら、仮に従来の市街地、ジャスコ、ダイエー、サティ、イズミヤ、というように選択肢が5つに増えたとしよう。
人口10万を5で割ると…2万人ずつであり、同じ集客力で客を集めたとしても、市街地に来る客は5分の1になる。
仮に市街地が集客力ナンバーワンになったとしても、物理的に過去のような賑わいが戻ることはない。


よく、「近くにイオンが建ったから、うちの客が奪われた」という嘆きの声を聞くが
ショッピングセンターの顧客を抜いて、商店街に持ってくることは非現実的である。
同じ商品を取り扱う競争相手が増えれば、分散するだけのことである。


なぜこのようなことを書くのかといえば
商店街で商売をする側、まちづくりをする側に、あまりにも「昔はよかった」主義の人間が多いためである。
昔は良かったと嘆くだけで、何も変えようとしない。
商店街に人が来てもらえるように、ここに来ると楽しいと思ってもらえるように、若者が楽しいと思えるように、商店街を変えようと努力しようとしない。
時代はとっくに変わったというのに、それに対応して、商店街なりの客の呼び方をしようとしないのでは、ますます商店街は衰退するし、一向に街はおもしろくならない。

商店街、そしてショッピングモールやスーパー、コンビニなどが並存するという前提で
尚も商店街の生き残りの策を立てるべきではないだろうか。


そうなれば、利便性や商品数、アクセスのし易さなどで勝るショッピングモールに対抗するのなら
同じ商品を揃えたり、あまつさえ商店街をショッピングモールみたいにしても、勝てるはずがない。
それなら、ショッピングモールにない要素(地域の独自性、人の行き届いた気遣いやサービス、買い物や街を歩くことの楽しみなど)を拾い上げて、そこを売りにする方がまだ良いではないか。


地域に競争相手が増え、商店街が衰退した現在
「商店街の時代」は終わったとみていいだろう。
しかし、商店街の可能性があると僕は信じている。
次の記事は、「ポスト商店街時代」の中、商店街はどのようなあり方になっていくか
三重県伊賀市の中心市街地・上野を実例に見ていこうと思う。

(続く)
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