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「路地裏から街を見る」 京阪神を中心に、日本各地の路地裏の風景をくまなく歩いて紹介!

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高松(12)-家の形に生えたツタ



町はたくさんの空間の集合体だ。
賑やかで猥雑な市街地が、10mも道を進めば一変する。
高松の飲み屋街から隠れるように細道を行けば…
takamatsu12b.jpg

薄く汚れた壁と壁の向こうに、中庭のような空間が見えてくる。
塀の向こうには木立ちがわずかに民家を隠している。
そしてその前には、細い道が走っている。

takamatsu12c.jpg

光が届きにくいこの路地裏は、表と違って静かである。
手入れされた樹木の間から見える石灯籠は、壁の向こうながら枯山水の世界に僕等を連れて行ってくれる。

takamatsu12d.jpg

都市の林の中を歩いていくと、民家の軒先に、昼間だというのに灯りが見えてきた。
観葉植物の存在も相まって、人が生活していることをにおわせている。
右の壁が殺風景だが、暗い場所だとなぜかあまり気にならない。


takamatsu12e.jpg

しかし、徐々に路地に隙間が空いてきて、路地の陰が少なくなってしまう。
同時に、建物の陰の集合体が醸し出す絶妙なバランスが描く和の世界が、路地裏の端っこから崩れていく。
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』じゃないけど。

takamatsu12f.jpg

路地裏が崩れ、建物が消えて街が歯抜けのようになっていくとき、新たに現れるものもある。
それがこの路地裏の終点にある、壁のツタだ。

ツタは長方形の上に三角形を乗せたような形を描き、その形をなぞりはみ出ることなく、密集している。
なぜこのような形になったのか?

多分、この駐車場には昔、家が建っていたのだろう。
三角形は屋根、長方形は母屋の形をしているので、このツタは家の跡だったようだ。
家にはツタが這いまわり、壁を覆い、隣接するこのビルの壁にもツタが這いまわった。
その時、家が取り壊され、駐車場となった。
しかし、壁にはツタだけは残り、こうして家の形のツタができた、と推測される。

赤瀬川原平が発見した「超芸術トマソン」では、壁に残った家の形の跡のことを、原爆が落ち、その光が物体と壁を照射し、壁に物体の影が残ったことから「原爆タイプ」と呼ばれる。

水によって発生した場合は「水爆」、看板などが外されたときにできたものは、「中性子爆弾」と呼ばれるが
これは、何爆弾なのだろうか?


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