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久留米(7)-「新世界」は終わる世界か?



前々回前回と、久留米の市街地のど真ん中にある路地裏「新世界」を紹介してきた。
この記事を読んできて、筆者があるものに触れていないことに違和感を持った人も多いだろう。
kurume05a.jpg

それは、新世界の奥に建設中の19階建てのマンションの存在だ。

kurume05b.jpg

たしかに、狭い路地裏を見下ろすように建つ高いビルの存在は、どこか香港のようなアジアの風景を連想させるが
路地裏と高層マンション、いや、再開発が共存しうるかといえば、疑問だ。

kurume05c.jpg

既に新世界の中心には、「新世界再開発準備組合」の事務所ができているのだ。
ここに住む人は、新世界が再開発されることを織り込み済みなのだろうか。
それとも、反対が起きたりしたのだろうか。
あまりにもひっそりした路地裏は、それに答えてくれない。

ここでもある意味、「ダム湖に沈む村の前夜」のような光景が頭をよぎる。

kurume05d.jpg

再開発にあたって、組合事務所の向かいには、店を買収したのか
店の中がまるごと建築資材置き場になってしまっているのだ。

kurume05f.jpg

路地裏では、建築作業員が頻繁に出入りしている姿を見かけた。
再開発の現場はすぐ先だ。

kurume05e.jpg

このサイトの読売新聞ニュースの記事を引用すると…

2期工区は、国道に面した西側約1800平方メートルで、飲食店などが入った4階建ての商業施設を建設。「昭和」の雰囲気を漂わせた飲食店街「新世界横丁」も設け、新世界地区で営業していた店舗に入居してもらう予定。


※第2工区=新世界の飲食街のこと。第1工区は、奥のマンションのこと。

ということは、この新世界の路地裏と再開発は共存できず、飲食街は消滅してしまうことになる。

「昭和の雰囲気を漂わせた」というが
この路地裏が演出された昭和以上の生の昭和臭を放っていることに鼻をつまみ
昭和風の横丁テーマパークを作って、「懐かしいなぁ」と感じさせようとしている
のだろう。
そんな横丁ビルは、どこ行ってもある。

解体工事が始まるのは1期工区。地権者の合意が得られた部分から順次取り掛かり、3月末までに解体を終える。建設工事は6月に着工し、2010年度初めの完成を目指す。2期工区は約7割が再開発に同意している。着工時期は未定。



新世界の飲食街の解体は、もうあと1,2年だろうか。
隣で進む工事の音に、秒読みの段階をひしひし感じずにはいられない。

kurume05g.jpg
(元ダイエーの商業ビル「くるめりあ」のエレベーターから)

再開発をやめたからといって、街に人が戻ってくるわけでもない。
誰もが喜ぶだろう画一的な開発をしても、街の魅力を失って、地元にずっと愛されることもない。
その間にも街は吸い取られてしぼんでゆく。

路地裏は、この街のジレンマを映す鏡という側面も担っているのだ。


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