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「路地裏から街を見る」 京阪神を中心に、日本各地の路地裏の風景をくまなく歩いて紹介!

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熱海―昭和アジアンカオス温泉街―

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(熱海市街の海岸沿いにある大通り)

「熱海」といえば、温泉街で、伊豆地方の玄関口として昔から知られている。
東京駅からの通勤電車の終着駅で、新幹線でも手軽に行ける観光温泉街である。

ところが、90年代から社員旅行や大型宿泊施設を敬遠する傾向から、衰退の一途を辿っている。リゾートマンションは増えているといわれているが。
パッケージツアーや宴会ツアーなどが好まれず、個人化していく中で、従来のような客層は減るが、東京から近く鉄道でアクセスしやすいことで、観光客を取り戻しつつあるそうだ。

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(坂の下の、背の高いビルがところ狭しと立ち並ぶその下を、車がビュンビュン走っている。
そこは、温泉街であるということを忘れてしまうような勢いだ。)

ところが、今は熱海の町の中がおもしろい。

急な坂に面して建つ温泉宿やビルからなる街は、建物が老朽化し、その下を車がビュンビュン走るさまは、さながら香港である。
古くなったビルの下に商店街ができ、それが坂に刺さるように密集して建ち、ここが日本なのかアジアのどこかなのか見当がつかなくなってくる。


それでは、この街を歩いてみよう。
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海岸。市内からは海が見える場所は少ない。
辛うじてここが海沿いであることを知ることが出来る。
尾崎紅葉の『金色夜叉』の有名な寛一・お宮の別れのシーン、「お宮の松」があるが、
その情景をこの街のカオスっぷりから想像できるだろうか…。


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その目前には、廃墟が堂々と残っている。
街のど真中にこうしてたたずんでいるのだ。

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解体が進んでいるようで、進んでいないこの廃墟は、
街の移りかわりを体現しているようだ。
人のエナジーが溢れて死んでいくまでの瞬間瞬間を記す、モニュメントのような気がする。


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なんと、廃墟の間を通って市街地へ行く!?
と思ったら、廃墟へ続く道だった。


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駅前の「仲見世通り」というアーケード街の脇の店。
昭和からある路地裏の雰囲気。

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子供たちが路地裏で遊んでいるのを見た。

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「仲見世通り」。玄関口だけあって、やはり観光客と観光客向けの店が多いが、
地元の人向けの店も共存している。
それだけにごちゃごちゃした感じになるのか。

15両編成の東海道線。それに乗って首都圏から膨大な人々が訪れた。
この街で、妙なパワーを感じ、ワクワクしたのは、
圧倒的な量に乗って、首都圏からパワーが運ばれてくるからか。

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仲見世通りを抜けて、坂をおりて、市街の東から西へ走る。
僕は、市街探索のため、下から上に、西から東へとジグザグに走った。

それにしても、この建物の曲線具合。日本ではそうそうみられまい。

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下は古い市街地、上は大きなリゾートマンションが覆いかぶさるように建つ。
そして坂道。その情景は香港のよう。

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絡みつくツタが、うねうねと生きたような街の姿を体現しているようで、似合う。

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このY字路、美しさをなんと形容しようか。


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そしてまた古い商店街へ。

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ジャスコとダイエーの前のバス停。「清水町」という商店街の中心か。
この急な坂の町では、原付や車がないと移動はしにくい。
そこには車社会が起こって、人なんて歩いていないのが多いが、ここではそんなこともない。
建物も古く、熱海の町に溶け合っているようだ。

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上の階の、昔の団地のような古さ。その軒下に屋根をなして続く商店街。
寂れかかっているとはいえ、絡みつくツタのように、妙な生命力を感じる。


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行政の中心である市役所でさえも、町に飲み込まれている。


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「ここから500mは、9%勾配の坂が続く」標識。
峠の道まで行かないと見れない標識が、ここでは見れる。
歩くことさえ疲れるこの坂道に、建物が平気で建っている。

この坂を上って上まで行くと…「来宮」という駅の前に着く。

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熱海の1キロほど隣の駅で、街を見下ろすように坂の上に建つ。
JRが並んで走るので、このように、新幹線と在来線がごうごう走る風景が見られる。

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来宮から街を見下ろせば、密集したビル街の向こうに、青い海が見える。


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ふたたび街の中へ。今度は川沿いに坂をゆっくり上る。

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謎の生物を象った橋まである…!?


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市内に狭い商店街はいくつも散見される。

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この「熱海銀座」が、商売の中心地のようだ。
たくさんの人で賑っている。

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比較的新しそうなアーケードに、カクカクしたスパイラルの建物が映える。

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再び熱海駅前。海沿いからトンネルを抜け、急な坂を上って密集した駅前にたどり着く。

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路地裏や石段の坂道は多くあるが、中には、古くからあるような、和の趣のある旅館があったりする。


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そしてこの街は、伊豆の海をバックにして建っている。
朝日が昇るこの海を右手に見つつ、僕はこの町から発つことにした。



…このように、熱海は古くて、過去のものになった観光地のような町だが
あらゆるものが生きている感じが、いたるところに湯気のように湧いている町だと思う。
それは覆いかぶさるアジアな建物たちの建ち方だったり、そこかしこの脇にある路地裏だったり
時々ある古い団地のような建物だったり、その中でスーパーに通って普通の生活をする人々だったり、商店街の下でゆっくり近所の人と話しこむ人だったり、さまざまな風景に現れている。
どこか、「狭くて、何でもアリ」な感じが、この町を面白くしているような気がしているのだ。


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