この路地は神戸元町のエッセンスを凝縮したような路地だ。
和洋中、あらゆる美味いところをつまみ食いできる。元町商店街から栄町通にかけて通る道をゆく。
元町からは、古くからのハサミの店、「切味乃家」の脇から入る。
早速見えたのは、「神戸風月堂 茶寮」。
そう。
ここが「ゴーフル」で有名な風月堂の本店なのだ。本店の1階は和風の喫茶店「茶寮」、2階は日替わりランチやパーティールームもある「レストラン」となっている。
もちろん、菓子売り場もあるが、これは表通りの元町商店街にある。
その向かいには、洋館のようなスイーツカフェ「
レスポワール サ・ソ・ボン」。
風月堂に「レスポワール」というクッキーがあるが、やはり「サ・ソ・ボン」も風月堂プロデュースの店なのだ。
この周辺は風月堂王国かと思えるくらいの一角。
そこから先に進むと、すぐ庶民的な店が多くなる。
中華料理の「華楽園」が現れる。
すぐ近くに中華街があり、観光客はそこに食べに行くことがコースとして頭に入っているようだが
その周辺にも中華料理店が散らばっており、地元の人はそこで食べた方が美味しいというのが常識らしい。
この店は「ハズレを引いた後にお口直しに行く」位置づけに見られているそうだ。
少し広い通りを過ぎたら、道幅はさらに狭くなる。
車が停まっていて、生活の匂いがする。
どこの街にもありそうな裏手の風景なのか。
ホルモンの店「うちわ」とその隣は「蔵すし」
外に座りながら待つ。
人ごみから隠れたこの空間は趣きが違う。
かき氷の店ではないのに「氷」と書かれている。
「江口商事」という石油や灯油、ガスや氷を扱う商社だとか。
なるほど、一見涼しげだねぇ。
この路地を出ると、栄町通に出る。
オフィスビルが並び、休日は比較的静かなビジネス街といわれる。
明治時代や昭和にかけて、神戸随一の金融街といわれた場所だという。
次へ>>>より大きな地図で 路地裏ダイバー を表示
- 関連記事
-
スポンサーサイト