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「路地裏から街を見る」 京阪神を中心に、日本各地の路地裏の風景をくまなく歩いて紹介!

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国道311号線-高い山の入り江の町々



三重県の最果て、熊野と尾鷲の間を走る国道311号線には、あまりにもこの地方らしい、景観がみられる。
それは、1000m級の山々が連なる近畿南部の山地の終点の地を思わせるものだ。

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海沿いを走る道路、というが、実際に見る海は、断崖絶壁の下がほとんどだ。
山の間のような場所を縫って走るので、アップダウンは非常に多い。
そしてたまに、入り江の間に、小さな港町がみえる。
なぜなら…
★地図を見て愕然!★


より大きな地図で アゲインスターズ的日本 を表示


上のマップを見てほしい。青い線が国道311号線である。
ギザギザのリアス式海岸に、300~700m級の山がズンズン迫って、一気に谷になって、海に落ち込む。
平地はほとんどない。人が住んでいる場所は、入り江の間くらいだ。
そのわずかな地に港をつくり、その周りの坂に家を建て、住んでいるのだ。

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もちろん、道路もそれに合わせて曲がりくねり、アップダウンが多くなる。
ほとんど山の中を走っているので、山道同然だ。
基本1車線ずつだが、このように狭い0.8車線くらいの部分もある。

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森の中に神社が。
この地は「熊野」の地。
古代の神話が生き続けていることが、鳥居を通して伝わってくる。

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町についた。
ほとんどがこのような港町である。
道路は町と町を結び、町が近づけば、町の上を通る。
町へは、分岐する道路から入ることができる。

31106.jpg

町の中は、こんな感じ。
田舎とあまり変わらないようだが…。

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建物は津波の被害を避けるため、丘の上に。
畑は少なく船が多いため、魚を捕って生活していたのだろう。
家も狭い土地に多く建てるため、密集している。


★生活観あふれる港町★



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手前に見えるのは駅(JR二木島駅)。
1959年、この海沿いの町と町と結ぶ交通手段として、鉄道が開通した。
今みたいにトンネルを通して直線道路がなかった時代、
道を通すことも、徒歩で隣町に移動することも、大変な苦労だった。

そんな地では、有効な移動手段は、船となる。
車よりも、歩きよりも、船が第一の移動手段だ。
今じゃとても考えられないだろう。

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山を越えた、海沿いの隣町へ。(甫母町)
自動車が通るのも難しい細い道だらけになる。

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林業用のリフトだろうか?

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民家の入り口に、手形が張ってある。
何かのお祝いだろうか。人の気配がする。

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鳥居を見送り、船が港に入る。
海の神様をまつる神社だろうか。
入り江は穏やかだ。


★時として見せる自然の脅威★


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かと思えば、いきなり荒々しい風景が現れる。
人の存在を許さないほどの、激しい岩の壁。

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穏やかな熊野灘は、ときとして恐ろしい顔を見せる。
森を歩いていたら、いきなり絶壁が現れ、海に放り込まれる。
神話の世界の、神と悪の戦いにふさわしい地形だ。

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そこを離れれば、人の生活がある。(曽根集落)
真ん中の建物は、真珠の作業所。
湾のある場所では、真珠の養殖をしているところが多い。

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公園があれば、ピンク色に塗られた民家があるような港町でも、
なぜかどこにでもある風景になってしまうから不思議だ。


★いいえ、船社会です。★


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小さな町の中でも、ひときわ大きい、「賀田」という町に出る。

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静かな田舎の町の風景。
商店はぽつぽつあり、整体院や喫茶店、カラオケスナック、薬局、旅館、診療所など生活に必要な施設が揃う。

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奥に高い山がそびえる。
そのような高い山の間を縫って、僕はここまで来ている。
歩くのは本当に骨折り損なので、船で移動する社会が発達した。

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空き地に立っていたお札。
何のおまじないかは知らないが、さきほどの手形といい、昔ながらの風習が残っていることに、人が生きていることを感じる。

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海の中に浮かぶのはいかだ。
真珠や真鯛を養殖している。

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再び鉄道の駅。(九鬼駅)
列車は1日に7本くらいしか来ない。
駅のホームにたたずむと、置いていかれたような気分になる。

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駅のすぐ向こうはトンネル。そして次の駅、という沿線風景を繰り返す。
列車は2時間に1本くらいしか来ないので、あまり役に立っていない。

31125.jpg

「九鬼」という地区は、戦国時代に志摩付近を中心に活躍していた海賊、九鬼水軍の発祥の地だ。
信長・秀吉お抱えの水軍で、大阪の「木津川口の戦い」で、毛利氏の水軍を、安宅船という鉄の戦艦で破り、天下統一に一役買った九鬼水軍は、ここから出ている。

海賊や水軍という、荒くれ者のイメージだが、
そんなことはなく、静かな港町のようだ。

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平地が少なく、移動困難なので、海をステージにして生きる人々。
車社会に対抗して、船が一家に一台の風景は、こんなにもささやかで、おだやかな風景が詰まっているようだ。
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