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親不孝通り-バブルの跡は空きビルだらけ

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福岡以外に住んでいて「親不孝通り」(現・親富孝通り)をご存知の方も少なくないだろう。
福岡屈指の歓楽街ながら、近くに予備校が多かったため、「ここに寄り道していく者は親不孝」というような冗談からその名が付いた。
最盛期であるバブル景気の頃は、派手な格好の人が通りを闊歩し、県外から多くの人が集まり、夜明けまでお祭りのような賑わったという。
ところが、バブルが崩壊して、親不孝通りのディスコやクラブから人が遠のき、衰退がはじまる。しかしそれでも福岡指折りの歓楽街であることには変わりはなかった。

そして、2000年代、「親富孝通り」と正式名称を変えて以来は…。
★目立つテナント募集★


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昼はどちらかといえば賑やかでない親不孝通り。
福岡市の繁華街・天神の北はずれにあり、隣接する天神北の電気街と並んで、昼は賑わっていない街となっている。

静かとはいえ、ところどころにキャバクラなどの飲み屋ビルが立ち並び、いかがわしい雰囲気が、今日も道行く人から銭をむしり取ろうとしている。

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ごてごての看板で覆われた店。
この安っぽい看板を昼間の静かなときに見ると、妙に切ない気分になってしまうのはなぜだろう。
しかし、夜は看板通り、華やかなショーやパーティで賑わいだす。

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タバコ屋の外装も味があるが、その隣の大麻っぽい看板が、レゲエな退廃的ムードをこちらに送り込んでくる。
歓楽街には一つや二つあるような光景だ。

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しかし、見逃せないのは、親不孝通りで一番目立つ
シルバー一色に輝く10階はあろうビルが、すべて空き店舗になっていたことだ。

かつてバブル期に、「マリアクラブ」というディスコが親不孝通りのシンボルとなっていたが、それも亡き後、親不孝通りのシンボル的なビルとなっていたことだろう。

この非日常的で危なげで、縁石で囲まれた入り口を持つ不可解なビルが空き物件となり、扉に閉店を知らせる紙が貼られ、家宅捜索事件の後のように、ぽっかり入り口を空虚に開けている佇まいというのは、きっと親不孝通りにとって、小事に終わらないことではないかと思った。

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入り口や外壁のいたるところに、珍走団たちによる落書きが書き残されている。

あたかも廃墟のようにたたずんで、光が当たることはもうないのだろうか。

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こちらは2軒続けてテナント募集だ。

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この雑居ビルも、よく見れば入り口にテナント募集の貼り紙がある。
しかも、青空に服を着た猫の親子という可愛いデザインまでしちゃって…。

櫛の歯が欠けたように、数店舗の空きテナントが目立つ街だった。

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そして裏通り。
狭い通りに飲み屋がいくつも入った雑居ビルが並ぶ街並みとなっているが
ところどころに空き地がみられた。
ビルが撤去された空き地のままになった場所もあれば、駐車場に転用され、街の中心部に広い空洞をのぞかせる光景も、この街では当たり前の光景と化しているようである。

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こちらも。
空いた砂利の地に立ち入り禁止の境界が張られているものの、壁を埋めようとする落書きはとどまるところを知らない。
表通りの空きテナントと、裏通りの空き地が、この親不孝通り界隈の衰退を如実に物語っているようだ。

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高級なクラブや飲み屋、ディスコなどに代わって台頭しつつあるのが
安い飲食チェーン店などだ。
親不孝通りの入り口に当たる場所に、299円でミラノ風ドリアが食べられ、料金が安いので、やかましい若者のたまり場となっていることでおなじみの「サイゼリヤ」が入居している。
また、この付近でも福岡を中心に展開するディスカウントショップ「トライアル」が出店するコンビニを2軒ほど見かけた。
さらに、この付近に100円パークもでき、「安っぽい街」化に拍車がかかる。

親不孝通りが福岡屈指の歓楽街として発展したのは、やはりそこに行かないと見れない世界、というものが見れるからで、その世界は浮世離れした高級さなどに裏打ちされていたのだろう。
しかし、親不孝通り離れが進んでいる今、サイゼリヤやトライアルのような「どこにでもある安い店」がこの地に入ることによって、親不孝通りの魅力が下がりつつあるようだ。
こういう店ばかりになれば、親不孝通りにわざわざ行きたいと思う人は少なくなるだろう。
安いくらいしか魅力のない店がどんどん入っていくことは、街にとってマイナスでしかないのだ。

僕の知る人は、この親不孝通りの衰退を、「地方が端から腐っていく」と評していた。
やや大げさかもしれないが、福岡随一の歓楽街の衰退のような現象は、このまま三大都市圏にも波及するのは時間の問題のようにも思う。

それを表しているのが、2010年に閉店した、京都の繁華街・河原町にある「阪急百貨店」の閉店だ。
京都の中心街・河原町や新京極にファッションビルが相次いで出店して競争が激化したのみならず、京都市内でも二条や京都駅前にショッピングモールが建つことで、繁華街の客の奪い合いが激しくなり、中心街から客が減っているという背景があるためだ。
阪急百貨店が閉店してから、河原町界隈にどのような悪影響が出るのだろうか…。
親不孝通りの二の足を踏むような、空きテナントや空き地の増加、安っぽい店が増えることで、中心市街地の魅力がなくなるということは起こりうるのだろうか…。



★おまけ・福岡の中国人★



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親不孝通りの入り口付近には、「関帝廟」という中国風の宗教施設が建っている。
その立地がかなり特殊で、安駐車場の建物の奥に、建っているのだ。
中国寺院専用の敷地を用意されて建っているのではなくて。

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パーキングの建物に入り、車のすぐ横を歩いていくと側道に、小さな瓦屋根の赤いお堂が建っている。
これが「関帝廟」だ。
ちなみに、建物に堂々と立ち、崇められている髭の像は、三国志の英雄「関羽」だ。
中国で関羽は、商売の神様として崇められ、彼を崇拝する族の人は、中国各地や台湾に関帝廟を建て、商売の繁栄を願った。

中国人(といっても、出身地ごとに派閥があり、祀っているものが違う)は海外に進出し、やはり日本にも経済的に進出しているが、この関帝廟は、中国人のある一族の人が、商売上での結束を高めるために作られたともいわれているそうだ。

とはいえ、この近辺には中国人が多く住んでいる地区があるわけでもない。
福岡にチャイナタウンはあるのか?と思って調べても、そのような情報は見当たらない。

福岡市に住む中国人は、8031人(2004年)住んでいるといわれ、これは韓国・朝鮮人の6387人よりも多い。
このくらいの中国人が住んでいれば、チャイナタウンの一つはできているかもしれないくらいいるのだ。

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このビルは、博多駅の東側にあるビルだ。
「国際結婚相談所」、「写真だけの結婚」、「中国ビジネス 福岡 大連 深セン」、「中国語教室」といった中国に関係する横断幕がやたらと目立つ。
これだけ中国人のアピールが目立つので、あたかも中国人にこのビルが占領されたのかと錯覚してしまいそうになる。

福岡は中国人によるビジネスの日本における一大拠点となっているそうだ。
また、中国人の旅行者や留学生も多く来ているという。
そのため、中国人向けのビジネスも、ネット上でHPを多く見つけることもできるくらいだ。

東京大阪などでも、中国人は増えつつあるが、このような光景を目の当たりにすると、福岡は別世界のように思えてしまうから不思議だ。


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