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雑賀崎-坂の街と船の上から魚を売る市



和歌山市の南部、前回の和歌浦から海岸の一本道をさらに先に進むと
雑賀崎(さいかざき)」という、なんとも景色の素晴らしい場所に出る。
前回の和歌浦は、大半が観光地の開発でその美しさが損なわれてしまったが
雑賀崎はあまり開発がされておらず、風景が残っている。

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そこへ行くまでの集落が、なかなか目を引くものだったので、ここで取り上げたい。
つり橋の向こうにある「雑賀崎」の集落は、山の斜面に沿って
へばりつくように家々が建って密集している。

そしてその中心が漁港となっている、典型的な漁村だ。

取材に行った日には、変わったイベントが行われていたので、これも紹介しよう。

★船の上から直接魚を売る★



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漁港の方をよく見ると、なにやら漁船が集まって、賑やかそうだ。
雑賀崎に降りて、漁港の方へ行ってみよう。

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雑賀崎へはウネウネした道を降りていく。
狭い道を3,4階建ての新しい住宅や昔ながらの民家が迫る。

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午後3時、雑賀崎漁港は多くの人で賑わっていた。
ここで行われていたのは、鮮魚の直接販売
漁から戻った漁師が、すぐさま獲れたての魚を、船の上から売っているというものなのだ。
魚市場よりも新鮮で、値段も手頃である。

やけに駐車場に車が多かったので、地元以外の人が多く来たのだろう。
和歌山放送のウェブサイトなどで事前に知らされていたからだろうけれど。

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それにしても、漁船でびっしり埋まっている。
普段釣り人くらいしか来ないような埠頭の先まで
人が買いにきていた。

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こんな具合に。船から下りることなく売っている。
販売する側の漁師も、一家総出で(?)売りに来ている。

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こちらもまた箱で小アジやカマスが取引される。

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漁師の女房だろうか。
威勢のいい女性の掛け声に客が集まる。
魚は飛ぶように売れる。
あたかも演芸の舞台のように賑やかだ。


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漁師一家。
撮影した日が日曜だったためか、子供も船に乗っている。
女の子だが、船の先端で風を受けて、なかなか凛々しい。

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モンゴウイカ、エイ、ゴチ、アシアカエビなど、生きたまま水揚げされた鮮魚が、その場で買えるのだ。

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漁師と客が笑顔を交わして魚を売買する。
この直接販売の魅力は、船の上から魚を売るという変わった感じと楽しさ
新鮮で安い魚というお得感にあふれたものだろう。
普段顔を合わせない生産者との直の会話も楽しみの一つだ。


この直接販売は、雑賀崎漁港で休漁日(火、土、祝日の前日)以外の毎日行われている。
特に15、 23、 29日は市と協力して盛大に実施されるという。
事前にウェブサイトなどでチェックしてから行ってみるといい。


★家が密集して建つ坂の街★


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漁港の裏手に広がるのが、雑賀崎の集落だ。
山沿いの漁村の構成というのは、面白いもので
漁港があって、地元の人用の駐車場・駐輪場があって、その奥に建物が密集する斜面が始まる。
駐車場がある平地は、いわば共同空間のようなものだ。

地元の人のたまり場のようになっていて、だいたい人が話をしているか、子供が遊んでいたりする。

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集落に入っていく。
どこからでも入れるが、大衆食堂や商店、理容室が並び、ちょっとした商店街のようになっている。

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村なんかによくみられるが
商店といいながら、看板を出していない、100%地元民向けの店もある。
この発泡スチロールのお知らせが出ていなければ、完璧な民家だ。

何を売っているかは知らないが
「本日売り切れ、明日よろしく」と出ている。
おそらく地元の人だけが知っている。

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民家の戸に、「おおやさあります。水曜、土曜。」

おおやさ」とは、和歌山県内でもあまり知られていない、雑賀崎の郷土料理だ。
いわゆる「よもぎ団子」のことで、きな粉と黒蜜をかけて食べる。


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さぁ、坂を登っていこう。
密集する建物の間を、左右にうねった急な階段が昇っていく。

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坂から脇に入れば、また民家が現れ、さらに階段の道が現れていく。
まさに迷路のような町。

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民家は山の上まで続いている。(といっても港から高低差50mくらいだが)
上まで上がるのは、慣れていないとキツイものがある。
車で家まで直接行けないためか、この集落を出て行く人もいるのだろう。
いくつか、こんな空き地を見かけた。
尾道下関のような坂の街でも同じような光景を見かけたが
坂の街の空洞化は、宿命のようなものだろう。


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斜面の形がよくわかるくらいの建ち方をしている。
そして、ある程度登っていくと、漁港が見下ろせるのだ。

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階段から人家のベランダに飛び降りれそうなくらい迫る家々。

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コンクリートや木の家が密集していても、どういうわけか自然の中にいるような錯覚を受ける。
どこか包まれている感覚がして、なぜか落ち着く。

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ぶらぶら歩いていると
辻の先に地元の主婦が井戸端会議をしているのを見かけた。
人の気配を常に感じる場所だ。

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あらゆる形の民家が密集していて、何が出てくるかわからない。
歩いた先には、寺院が現れた。
たぶんこの集落の中心の一つだろう。


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「つどいの家」。
集会場だろうか…?それとも介護施設か…?
こんな場所で一人でいるという心配はなさそうな気はするが…。

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戸口とベランダだけを青くペンキで塗った家。
何軒かこの手の家があった。
木で作られた部分が塩害でやられないようにするための対策らしい。

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家の入り口には、昔ながらの井戸が!
しかし、この集落にも水道工事がされ、給湯器が付いた家もある。
井戸は、大きく口を開けたまま、出番を待っている。

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家の軒先に、洗面所がある家をいくつも見かけた。
なぜだろうか。

和歌山市の市街地から30分くらいの雑賀崎。
未だにこうした昔ながらの漁村の集落が残っている場所だ。
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