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「路地裏から街を見る」 京阪神を中心に、日本各地の路地裏の風景をくまなく歩いて紹介!

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つくば-ベタな科学の超車社会(エキスポ85)

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万博といえば、最近なら上海、その少し前は、愛知万博だ。
日本の各地で万博が開かれたが、茨城県つくば市で万博があったことを知る読者はあまりいないだろう。
1985年。もう25年も前のことだ。
だというのに、この街は未だに万博の影を引きずっているようだ。

「エキスポ大通り」なんて通りもあるくらいだ。

科学と研究という、街に課せられた使命。
何をおいてもこの街の姿を決定付けているのだろう。

そんな街の姿を、走り回ってとらえてきた。
★過ぎ去った万博を売りにする街★

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それにしても、だだっ広い。
道が広すぎる。
東京から快速電車で45分の茨城県は、こうも道が広いのか。

つくばという街は、1960年代以降に、何の変哲もない田舎町に
突如、首都の機能を移転するということで、研究機関や企業が次々やってきて
筑波研究学園都市」という人工的な都市ができていった街だ。

これから向かうのは、「科学万博記念公園」だ。
道の先に見えてくるのは…

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つくばエクスプレスの高架だ。
5年前の2005年に開業したばかりで、東京・秋葉原とつくばを最短45分で結んでいる鉄道だ。
地元の人は「TX」と呼んでいる。

余談だが、沿線の「守谷」という街で
「すいません、つくばエクスプレスの守谷駅はどこですか?」
と、田んぼの真ん中で散歩をしている老夫婦に聞いたら
「あぁ、TXの守谷はね…」と言った。

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TXの「万博記念公園駅
万博公園の入り口となっている駅だ。

駅前を岡本太郎のオブジェが飾る。

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駅の周りは、マンションの建設が進み、入居者を募集していた。
きっと10年もすれば、駅前はマンションだらけになっているだろう。

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TXタウン」と名がついたニュータウンを造成中だそうだ。
岡本太郎のオブジェがこの町のシンボル。

つくばという街は、先も言ったように東京まで最短で45分だ。
東京へ通勤する人は、1時間や2時間が当たり前だという人も少なくない。
その中で45分というのは、住む上でかなりのメリットがあるのではないだろうか。

ただ、だだっ広いけれど。

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このように、土地を重機で掘り起こしている光景も見られた。
将来、どのような風景になっているのだろうか。

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で、目的の「科学万博記念公園」は?

これがまた…
最寄り駅の「万博記念公園駅」から、迷いに迷って行ったわけさ。

だいたい、最寄り駅のくせに、公園まで最短で1kmもあるし
まっすぐな道は通ってないし
時にはこんな感じの農道をグネグネ通らないといけないのだ。


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畑のあぜ道のような道を通って、30分くらいして
ようやくそれらしきものが見えてきた。
それにしても…

「猟銃禁止区域」って
どんだけキツネやイタチが出るとこなんだっ!

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で、公園は…
何の変哲もない公園でした。
大阪の吹田にある万博記念公園の方がいいよ。
がっかり。

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とはいえ、街には「筑波研究学園都市」というだけあって、研究所は多い。

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こんな風に、企業の研究所や大学にぶち当たる。

★広すぎて移動に疲れる街★

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広い敷地の中に多くの研究機関が存在する街。
人工的に区画され、その間を道路が通り
車で移動することを第一に造られた街だ。


だから、道路沿いにチェーン店や大型店が立ち並ぶ光景がデフォルトだ。
アメリカみたいな、車社会になっている。
(しかし、筑波大学の学生なんかは、移動に自転車を使うことが多いらしいが)

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そのせいか、道はだだっ広いという言葉が似合うほど車線が多く
信号と信号の間隔が長い。
その道を車やトラックが7,80kmでビュンビュン飛ばすから
バイクでやってきた僕も、猛スピードで一般道を飛ばさざるをえない。
店から店へ行くのに、こんなスピードを出さないといけないので
疲れる。


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さて、道路を進むと、つくばの市街地に出る。
ビルやマンションが立ち並び、ようやく街らしくなってきた。

しかし、よくある地方都市と違い
街中を4車線もの道が通り、車社会の進み具合を物語っている。

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マンションや研究所の職員・公務員の宿舎が並んでいる。
四角い集合住宅がほとんどで、一戸建てがみられず
たいへん人工的な印象を受けた。

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さて、つくばの市街地、「つくばセンター」地区だ。
広い交差点を、近代的なビルが取り囲む。
ショッピングセンターが街の中心のようだ。

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今でも建設が進む中心街は
地下にTXの終着駅「つくば駅」がある。

市街地をちょっと歩いてみよう。

★街中にロケットが!ベタやな~★
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市街地とはいっても、ニュータウンみたいなものだといっていい。
つまり、駅とショッピングモールと公園。

ここで大きな繁華街やアーケードを期待してはいけないようだ。
並木道を人が行き交い、このあたりが人の往来が多い場所らしい。



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いきなりロケットが!

なぜロケットなんだ?

この「H-Ⅱロケット」は、純国産のロケットで
実物ではなく、模型だ。

しかし、ロケットを前にして
「テナント募集」とはシュールすぎて、「…ん?」とため息が出てしまう。

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ここは「つくばエキスポセンター」という、85年のつくば科学万博を記念する建物で
最新の科学技術や身近な科学などに親しんでもらうことを目的に造られた科学館だ。

あのロケットも、25年前の万博のときに展示された
…と思われるだろうが、実は万博の時には無かったそうだ。

ロケットは筑波研究学園都市のシンボル的存在となっている。
これが、昭和という時代に夢見ていた、「科学と人類の進歩の夢」なのだろうか。
『鉄腕アトム』や『ドラえもん』あたりの、マンガに描かれた100、200年後の未来のようなものは、きっと現れないと知りつつ、近未来的な都市の姿に近づいていった現代人たちには、その頃の科学の理想というものは、色あせていないだろうか?


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入口には土星が入ったガラスのピラミッドが、通りがかる子供たちに謎を出している。

子供の頃に遠足で行った、「遊んで科学を理解できる博物館」のような
「ベタな科学」の展示品が、どこか哀愁を誘う。

他にもこんな感じのアトラクションがあるらしいが、いずれも時代から取り残されたような感がある。

いつまで万博を引きずっているのだろうか?
住民は科学より現実の生活を選んだはずなのに。


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科学教」という、科学が人類の幸福をもたらすという宗教が存在するのなら
このエキスポセンターは、その総本山といったところか。
しかし、科学そのものの進歩により、目指す方向がエコや自然との調和や省エネにシフトし、教義が形を変えた今
ここには「科学教」の本山はなく、人々は別の経典を読んでいるのだ。


エキスポセンターの入口に、ゴーカートのコーナーがあった。
デパートの屋上にありそうなもので、少し寂れた感がある。
それでも子供をゴーカートに乗せて、親が見守るというささやかな光景が、少し垣間見える。



★人間は泥臭いものを捨てられないのか★
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つくばエキスポセンターの裏手の道路を走っていると、やけに古めかしい個人店舗が並ぶ場所があった。

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路地を入ってみると、歓楽街のような雰囲気があった。
電灯には、「くいだおれ通り」という、コテコテのナニワを髣髴とさせるような名前の案内板がついていた。

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さらに入ると、それまでの雰囲気から一変して、古い、閑散とした市街地が広がっていた。

ここは、「天久保(あまくぼ)」と呼ばれる街で、筑波大学のすぐ脇にあるので
学生アパートや個人商店が並ぶ学生街となっている。


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これまた古く、ボロボロの看板が。
昼だから寂びれているのかもしれないが、潰れかかっているようだ。

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広い駐車場を持つ居酒屋が。
もちろん昼だから開いていない。
周辺は静まり返っており、どこか危なげなにおいがする。

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韓国料理やキャバクラなどが入る雑居ビルが並ぶ。
…そうだ、ここは夜の街だ。
どうりで昼間は人をほとんど見ないわけだ。

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無機質で、忙しい、ショッピングセンターと高速で飛ばす道路の風景からは対照的だ。
夜の街らしい泥臭く、おちゃらけた看板なんかが現れたりして
人の臭いが感じられるような場所だ。


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ボロイ店が多いが、そこに人が入り込んで、それぞれの商売をしている光景は
機械的な街にもやはり存在した。
それはどこか人間的な臭いがするものだ。
きっと、どれだけ街が無機質になっていっても、人はこんな泥臭いものを捨てられないのかもしれない。
つくばという街の100%がファーストな近未来都市でないことに、安心感を覚える。

もっとも、人々はショッピングモールのようなきれいな空間を志向しつつあるが…。

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これも研究学園都市の脇に入っていったところにある、古い町。
いたってよくある田舎だ。
紋切り型の未来都市の姿というものでは割り切れない光景だ。


★関連サイト:「つくば、都心にぐっと近づいた、科学と自然の街(ALLABOUTより)」
「パンの街つくば」(つくば市はパン屋が多く、競争が激しく、「パンの街」と呼ばれるほどだという。)


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