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室戸市高岡集落-民家がもっと要塞みたい

以前、能登半島の日本海側に面した「外浦」という地域の民家が、要塞みたいだという記事を紹介した。
ところが、それを上回る要塞っぷりの民家が、高知県は室戸岬のすぐ近くにある。

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岬のすぐ手前を走る国道55号線が、南から北へと進路を変え、すぐのところに
その集落はある。

muroto02.jpg

国道沿いに、やけに高い壁の家が並んでいる。
高くて灰色に沈んだコンクリートの壁が並ぶ。

そこは人が住んでいる民家らしい。

…あたかも要塞のようだ。
★入り口も要塞っぽい★

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灰色のコンクリート壁の間に、瓦屋根の門が現れる。
よくある民家が現れると、なぜか安心する。
壁だらけでは落ち着かない。

muroto04.jpg

今度は壁の奥に入り口があった。
表札まであり、格子と戸が見える。
要塞のような建物の間に、切れ身のように民家の一部が張り付いていて、不思議な光景だ。

muroto05.jpg

木々の間にシャッターつきの門も。


そもそもなぜこのような風景になったのか。
それは、この地が台風がよく上陸する場所だからだといわれている。
昭和の三大台風の「室戸台風」という、史上最も猛烈な台風が上陸したのもここだ。
台風の水害と風害を避けるため、また高波を防ぐために、このような高い壁をめぐらせたのだと想像される。


壁は3mもある。
建物自体が防波堤のようになっているかのようだ。

muroto06.jpg

厳しい自然との対決が窺えるものの
入り口だけが民家の形をしているので、なぜか安心してしまう。
家の周りに観葉植物を置いて、日常感が上がっている。

そりゃいつも厳しい自然と対決して、緊張感のあるつくりの家だと落ち着いて住めないわなぁ。

muroto07.jpg

これも民家の入り口だ。
業務用のでかい冷蔵庫のようだ。

こんなおっかない鉄の扉こそ、「要塞」にふさわしい。
臨戦態勢だ。



★昔は高い石垣だった★


muroto08.jpg

すぐ近くには、石を積んだ、城のような石垣が
土壁の民家を守っていた。

さらにその外に木々が茂る。

家が外から見えないし、家の形もわからない。
これはコンクリートになる以前の、風水害対策の形だ。

muroto09.jpg

壁と壁の隙間に、集落群への入り口があった。
ちょっと入ってみる。

台風もよそ者も寄せ付けない、ものすごい圧迫感だ。

muroto10.jpg

案外普通の民家だった。

muroto11.jpg

ここもよく見る形の民家だ。
しかし、入り口を遮るコンクリート壁の圧迫感のすごいこと。

冬は余計に陰鬱な気分になるし
夏は縁側で夕涼みや行水なんか風流なことをしても、台無しになってしまうだろう。

「昔は良かった」という言葉は、勘違いだと思ってる僕だが
壁は昔の石垣の方が景観的には良いんじゃないか。
圧迫感もないし、城のようで趣きがある。

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家自体も台風仕様になっているようだ。
入り口は少し内側に引っ込んでいる。
かつ、外壁は塩害対策(?)のために、ペンキで白く塗られている。
パステルカラーの古民家と、無愛想なコンクリの壁が激しくミスマッチで緊張感に溢れている。




★漁港も高い壁★


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次は、国道をはさんで、港の方へ降りてみよう。

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わかりにくいが、防波堤はとても高く、5mくらいはある。
民家より被害を受けやすい港は、やはり細心の注意を払ってつくられている。
のどかな港の風景という感じはしない。

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定置網が干してある。
壁の先はさらに高い波や強い風が吹き付けてくるのだろう。
壁の中は鳥の巣のようだ。


普通なら安心感を覚えるところだが、緊張感の方が勝っている。

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民家と反対側には畑もある。
海に山が迫ってきているこの限られた土地では、畑はあたかも猫の額くらいしかみられない。

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しばらく歩いていると、人気のない打ち捨てられたような小屋があった。
船小屋だろうか。漁師たちが仕事をしていただろう小屋が
今では車のガレージになってしまっている。
猟師の仕事は、やはりコンクリート造の漁協の建物でやっているのだろうか。

家の壁、防波堤、漁師の建物、何もかもがコンクリートになってしまい
台風の脅威から護られるようになっていったが
どうも緊張感や沈んだ感じが増していった気がするのは、違和感を感じる。

muroto18.jpg

少し向こうには、やっと田んぼが見えた。
集落から離れるにつれ、要塞の持つ緊張感は薄れてくる。

muroto19.jpg


集落から少し離れた山の入り口に、神社があった。
神社の階段の上からは、もちろん太平洋が見渡せる。
ここで高岡の住人たちは、どんな願い事をするのだろうか…。


★おまけ・安芸地方の民家★


muroto20.jpg

高知県の東部は「安芸地方」と呼ばれている。
そこの民家や蔵では、写真のように「水切り瓦」という瓦を付けた変わった建築様式がある。
先の通り、高知県安芸地方では、台風がしばしば上陸する上に、風雨が強いため、防水のための水切り瓦は欠かせない設備となっている。
この瓦は、高知県の安芸市や室戸市近辺にかけてみられる。

写真は安芸市。



★参考サイト:「室戸市高岡の町並み(『古い町並みを歩く』より)」

★関連記事
:「能登外浦-民家が要塞みたい



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