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電車の連結部は小旅行な空間(関西私鉄編)

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電車に乗っていると、こんな光景を目にしないだろうか?

形の違う電車と電車が連結されて走っている光景を。

別の電車がつながって走っているとき、電車の車掌だけの空間だった場所は…

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こんな風に、誰でも入れる空間となる。

人が一人二人入れる空間は、日常的には電車に乗る人が座席がいっぱいだから人がいたり
買い物の荷物がいっぱいの人がこの空間にいたり
この空間で外の風景をながめていたり
あるいは一人の空間になったり

日常的なようで非日常な空間でもあり
時には広がるイメージをどこかへ旅立たせてくれるような、小旅行な空間だ。


関西の大手私鉄の小旅行な空間を取り上げてみよう。
★南海電車編★

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大阪・難波と和歌山、高野山を結び、大阪府泉州地域を走る南海電車は
斬新なデザインの特急から、6,70年代から走っているレトロな電車まで、さまざまな種類の電車が走っている。

南海ではこんな形が一般的だ。だいたい種類の違う電車をつないで走っている。


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内装はこんな感じ。
古い電車なだけに、扉が1枚だけのものもある。

余談だが、この一枚扉、閉じるスピードが案外速く
モタモタしていたら扉が閉まるのに巻き込まれるので
南海ユーザーには、通称「ギロチンドア」と呼ばれている。

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ここが先頭車と先頭車の継ぎ目の空間だ。

基本的には運転席のある左側は車両の先頭についている扉で塞がれ入れないが
車掌席のある右側は人が入れるようになっている。

なんと、ご丁寧にイスまで付いている。

まるで個室のようだ。
他の乗客は窓側を向いているのに
この席に座れば、車両が走る方向に体を向けて座り、ちょっとした旅気分を味わえるのだ。


★阪急電車編★


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阪急といえば、こげ茶色(この色のことをマルーンというそうだが)の電車で有名だ。
木目調の壁で、メタリックなブラインドを装備して、高級なイメージを貫いているが
先頭車両として用がなくなった車両を改造して、中間の車両に使用しているという、堅実(?)なところもある。

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これが車両と車両の継ぎ目。
簡単に連結を解くことができないように、板で閉じられている。
ご丁寧に行き先を示す幕(天下茶屋と書かれているアレ)は、電車の行き先に合わせて回転する。

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連結部分に行ってみよう。

少し広めの空間が近づく…

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そこには運転席も車掌部屋も、前後を隔てる扉もない。
何もない空間になっていた。

しかも左右両側。

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南海や近鉄では人っ子一人入れるくらいの狭さだが、
二人が並んで立ってられそうだ。
スペース的に車椅子も入れる広さだ。
意外と広い、だけど何もない空間だ。

阪急電車の多くの車両には、こんな謎の空間が連結されている。


★近鉄電車編★

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近鉄電車は大阪から名古屋、京都、伊勢、奈良など、近畿地方の中央部のあらゆる方面へと走っている、日本最長の営業距離を持つ私鉄だ。
しかし、車両の種類は少なく、大部分が写真のこのタイプの顔と、リンク先の写真のタイプの顔だ。
関西の私鉄では、バリエーションが非常に少なく、どこへ行っても同じ顔だ。

しかし、車両の編成のバリエーションは非常に多い。
2両だけのコンパクトな路線もあれば、ラッシュ時に10両編成で運行されることもあり
そのたびに増結や切り離しが行われている。
「増結・切り離しのデパート」近鉄なのだ。

たとえば南大阪線の阿部野橋駅発「橿原神宮前・富田林」行きのように
途中の古市まで7両編成で同じ方向に走り、そこから橿原神宮前行きは3両、富田林行きは4両という具合に、途中から分裂して別々の目的地に向かう運行形態がある。
また、「古市から先はこの車両を切り離します」のように、最初7両編成で走っていた電車が
途中から4両編成になって、あと3両を置いていく形態もある。

wikiをみていくと、特に近鉄南大阪線の列車運用のフレキシブルさには感心させられるが…
鉄道小噺はおいといて、次に進もう。


kstz00.jpg

これが近鉄電車の一般的な連結部。
新しい車両と昔の車両がドッキングされて走っているのが一般的だ。

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連結部を歩いてみよう。
やはりあった。
車両の端にひっそりとした空間が。

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「乗務員室」と書かれた窓がイカス小部屋。
出窓のようになった窓際に座るのが、なんとも非日常的。
ここだけ照明が当たらず、やや暗いところも
斜に構えた感じの空気に浸るのにうってつけだ。

旅人気分になるもよし、リトル・アウトローを気取るもよし(笑)

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さらに近鉄の連結の空間のすごいところは
横の小窓が開くことだ。

外からの風が入ってくるので、気持ちがいい。
流れていく外の空気を感じながら電車に乗っていられるので、ちょっとした旅行気分にグッと近づける。

近鉄の連結部は、電車にゆられて旅をしている気分を盛り上げてくれる、小技が利いた空間になっているのだ。

※警告!
窓から外はのぞけますが、すれ違う電車に激突したり、電柱などに当たったりするおそれがあるので
なるべく外に手や顔を出すことはしないでください。
この窓は基本的に車掌が使うためにあるものです。
この記事を読んで同じことをして、事故が起こっても、当ブログは一切責任を負いません。




★京阪、阪神、JRは発見できず★

関西の大手私鉄は、阪神電車(大阪・神戸間)、京阪電車(大阪・京都間)、阪急電車(大阪・京都・神戸・宝塚間)、近鉄電車(大阪・名古屋・奈良・伊勢など)、南海電車(大阪・和歌山・高野山間)の5社がある。

調べてみると、阪神電車と京阪電車には見つからなかった。
別の種類の電車を連結させて走る運行形態が存在しないからだ。
だいたい8両や4両に固定されて、中間に運転席のある車両が入ることがない。

それに比べれば、や南海、近鉄では別の種類の電車が連結されて運転しているし
阪急は先頭車両を改造して運転席を潰し、空間だけを残した「元」先頭車が中間の車両として残っているのだ。
関西の大手私鉄では、近鉄、南海、阪急にだけ存在することになる。

大阪市の地下鉄にも似た理由で存在しないようだ。

また、JR西日本でも見当たらない。
例えば京都線、神戸線を走る普通電車、快速・新快速電車では
別の種類の電車を連結させて走るが、安全上の理由からか、車両同士の通行ができなくなっている。
JR西日本の他の路線でも同じようなことがいえる。



(※その後の読者により「阪神に京阪、大阪市交通局にも運転台撤去車(運転席と運転のための設備を撤去し、乗客が立ち入れる空間にしたもの)は少なからず存在する」というご指摘をいただきました。
 遭遇する機会はかなり稀だとは思いますが、発見しましたら、こちらにも反映させていきたいと思います。)
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> 簡単に連結を解くことができないように、板で閉じられている。
あれは事故防止だと思うんだが
[ 2012/06/10 02:48 ] [ 編集 ]
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