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「路地裏から街を見る」 京阪神を中心に、日本各地の路地裏の風景をくまなく歩いて紹介!

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苗場スキー場-夏はゴーストタウン状態

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群馬県の県境、山奥の「三国峠」を進み、いよいよ新潟県

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国境の長いトンネル(三国トンネル)を抜けると…

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やたら開けたリゾート地だった。

群馬県側はやたら山深く、こんなところに人が住めるのか、という山道を延々進んでいたのに
三国トンネルからわずか1キロほどで、嘘みたいな高層のリゾートマンションが立ち並ぶ街並みがそこにあるのだ。
これが、苗場スキー場
季節は夏である。
★街並みは立派なのに、人いない?★

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国道17号線(東京から群馬県を通って新潟へ抜ける道)をさらに進むと
さっきまで山奥だったとは思えない街並みが広がる。
まるでSFの世界の、突然現れた人工の都市のような不自然さだ。
しかも、この不自然さは街をさらに探索するごとに増していくのである。

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街をよく見てみると…
おや?人がほとんど歩いちゃいない。
安っぽい観光地にあるようなお土産屋はガラガラ、というかシーズンオフでやってない。
隣の「おみやげプリンセス」は、閉店。

…というより、そのままでは営業再開できないほどに、二階部分がやたらペイントされていて、汚染されているのである。

この苗場スキー場は、日本で最も来場者数の多いスキー場で
冬には132万人が訪れる。(2007年度)
冬は関東から来た客でごった返すところだが、夏は対照的にご覧のありさまである。

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冬だけでも盛り上がるこの街だが、どこか様子がおかしい。
国道沿いに、このように「売物件」の看板が目立つ。
この電飾のついた柱の跡、さぞかし派手な建物が建っていたのだろう。

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派手な電飾看板だけは残って、土地は更地に。
通路は草がボーボー茂ったままになっている。
冬にしか人が来ないからやって商売がいけなくなっただけではないようだ。

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コンクリートの廃屋に、似つかわしくない「駄菓子屋」とか「ハイジのPIZZA」という看板があがり
さらに「×」を書かれている。
こんな建物で駄菓子屋なんてやっていたのだろうか?
僕たちが見てきた駄菓子屋のありようと大きく違っている。
つい最近まで営業していたような目新しさだが…こんなわけのわからない商売は、こんな場所だから成り立つのだろうか。

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人っ子一人歩いていない。

この街は、バブル期のスキーブームの頃に最盛を迎え
1993年には、約300万人の入場者数があったといわれる。
ところがそれ以降はスキー人口の減少と、バブル崩壊により来場者数は減少していった。

それ以降も、先の妙な駄菓子屋のように、浮ついた感じの商売形態の店が残っていたようだが
派手そうな店が売り物件となってしまい、バブリーな店もいよいよ立ち行かなくなってきたようである。


★空きだらけのリゾートマンション★

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夏には人気がなく、もはやゴーストタウン寸前のこの街を、高層のリゾートマンションが見下ろす。

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夏の強い日差しを受けて輝く建物は、都会のインテリジェントビルそのものだが
その下には誰もいない。

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スキー場のゲレンデ。
リフトは停止し、草は伸び放題にまかせるまま。
どこぞのハイキングコースのように変わってしまっている。

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その脇で夏休みをとる除雪車が、放置されている。
snodeck 苗場で一番おいしいピザ」「DJパーティ
と書かれた看板の奥では、片付けられて重ねられたプラスチックのイスが放置されており
スキーシーズンを待っているのであった。

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「西武ヴィラ苗場」というリゾートマンション。
名前からして、この苗場スキー場は、西武グループの持ち株会社であるコクド(現㈱プリンスホテル)が開発・経営してきた。
西武といえば、バブル経済の旗手的存在。
しかし、バブル崩壊とともにこのようなリゾートマンションでも空き部屋が
目立つようになった。


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この西武ヴィラ苗場では、築年数が古いため、とうとう坪単価20万円を切る物件も出てしまった
入り口なんていつの公団住宅だよ、というような煤けっぷりである。

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駐車場なんてこうもガラガラである。
逆に駐車している車が怪しく見えて、何かの集会でもしているのかと深読みしてしまう。

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2008年には、とうとう朝日新聞ニュースに
バブルの遺産で団塊ライフ 湯沢のマンション格安に』という記事まで載ってしまったくらいである。
この空き箱だらけの街の衰退っぷりに歯止めはないようだ。


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このような街でも、生き残りを懸けて工夫をする姿がある。
日帰り温泉 雪ささの湯」では、このように入り口に足湯を設置したり、
夏の登山客に向けてアピールしたりしている。

また、楽天トラベルなどで苗場や湯沢などの宿を安い順に検索すると、
2,3000円代で泊まれるものが多くヒットするが(ただし2名以上)
そのほとんどが、冬にスキー客を掻きこむロッヂやスキー宿である。
夏ならガラガラなので、穴場である。

フジロックフェスティバル」は、富士山麓ではなく、苗場スキー場で夏季の3日間だけ行われているのは知る人ぞ知る話である。
この3日間だけで、苗場には13万人の人が訪れ、経済効果をもたらしているのである。


★こんなガラガラの街に3300人泊まれる巨大ホテルて!?★

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最後に。
これは苗場スキー場のシンボルともいえる、「苗場プリンスホテル」(西武グループ)である。
横に広い建物で、最大3258人も宿泊できるほどのマンモスホテルである。
バブル期の象徴のような建物だったが、やはりバブル崩壊後は来場者数が6割も減ってしまった。

さらに、年を通しての営業では経営が苦しいということで
とうとう2009年からは、通年営業をやめ、冬と夏だけの季節営業に切り替えられた。

夏はスキー場への柵が無造作に置かれ、痛々しい。

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駐車場には若干の車が停まっている。
ゴーストホテル状態は回避されているが、それでも夏季に営業しても元は取れるかどうか怪しい。
(※09年の8月下旬撮影)

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夏は柵に閉ざされる苗場スキー場。

バブルをとっくに過ぎ、近年の景気悪化や格差社会もあり
観光業に一層陰を落とし、崩壊が始まっている街に
バブルに憧れた人は、そして、バブルを知らない人は何を見るのだろうか…?



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